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寒さの害
霜害 |
「成長休止前後の耐凍性が低い時期に発生する被害。」 早霜害:晩秋の成長休止前の突然の寒さで生じる被害。10月~11月に発生 |
![]() 凍害により枯下がりが発生したヒノキ |
凍害 |
「耐凍性を獲得後、この耐凍性以下に外気温が下がったときに発生する被害。」 南面に多く発生し、 被害を受けた部分には凍傷痕という濃褐色の変色が見られることが多い。 |
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寒風害 |
「土壌凍結により根から水の吸収がほとんどできなくなる。」 |
霜穴 | 「周囲より少し窪んだ地形の場所や、谷底などでは、 冷気が溜まりやすいため霜も降りやすい。 こういう地域は霜道や霜穴などと呼ばれている。」(Wikipediaより引用) 霜穴は、上記自然の地形によるものだけでなく、木材の伐採時に人工的に出来る場合もある。 伐採後については再造林(最植栽)が前提であることから、特に寒冷地等では霜穴を作らない配慮が肝要である。 |
人工的 霜穴模式図 |
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模式図の説明 | 1.斜面では、冷気は流れることから、A地点での霜害は発生しはするが程度は比較的低い。 2.斜面から平地へと冷気は流れるが、樹林帯に阻まれ(林内の暖気に阻まれ)冷気は平地に溜まる 3.これより、冷気が溜まったB地点では霜害が盛大に発生。 4.林内の暖気が影響するC地点では霜害発生は無い |