ヘキサチューブ TOP 河川・土木・道路に使う > 乾燥地緑化技術 パキスタン ヒマラヤ トンガル村

乾燥地緑化 ・・・NPO ヒマラヤン・グリーン・クラブによる活動から
現地の子供達
2001年春 2003年夏
2004年夏 2005年夏
ヒマラヤにおける乾燥地の緑化にヘキサチューブが活用されている。
事業主体はNPO ヒマラヤン・グリーン・クラブ(本部 滋賀県大津市 代表 遠藤京子さん)。
このページでは、現地でのヒマラヤン・グリーン・クラブの活動の様子と、植栽地の状況をレポートする。
(写真提供 ヒマラヤン・グリーン・クラブ)
(参考資料 「HGC 02活動報告」 岸田四郎さん)


現場地名 パキスタン トンガル村
現場位置図
標高・気象条件 2500m  50pの積雪量 夏場は高温が続く
植栽樹種 ポプラ(村まで並木路を作るのが目的)
現場の状況 周囲に植生が生えていない完全な裸地
  かつて生えていた木は燃料として伐採
  土壌条件は劣悪
  周囲は遮るもの無く、風・夏場の高温等により極度に乾燥する場所
  植生の活着・生育は非常に厳しい

  放牧されたヤギの存在も植栽した苗木の生育に大きな影響を与えている
植栽にあたっては灌漑水路を設置している


1999年春

周辺に植生が存在しない砂漠化した荒地であった。
2000年春

植栽は地元の住民達も参加して行なわれた。
地元住民の協力無くしてこの手の事業の成功は有り得ない。
右 バトゥールさん 左 ナスラ姉妹 パキスタンでは女性がこのような場に出てくるのは非常に珍しい
2000年夏

活着はほぼ100%
1本失われたが、それは、登山隊が支柱代わりにヘキサチューブの支柱を引き抜いていったため。
人のモラルとはそのようなもの。

植栽担当の岸田さんの報告によれば、「他の植栽地に比べ明らかに苗木の生育状況が良い」とのこと。
植栽・枯死を繰り返すことが珍しくない状況下、このように100%近く活着し生育するのは非常に珍しいことである。
2001年春

村の熱烈な要望により、並木路は延長される。
昨年の結果が良好であったため。
他の村にない新技術として村長の自慢の種でもあったようだ。
並木路の他に、学校周囲の果樹にもヘキサチューブが活用された。
現地の子供達
現地の子供達も参加 設置状況
ヒマラヤングリーンクラブの皆さん 小学校の周りに植栽
ヒマラヤン・グリーン・クラブのメンバー(現地の人と一緒に) 小学校の周囲に果樹を植栽
2003年夏

前回の報告から一年以上の間があいた。
当社でも、現場がどうなったのか心配の声があがっていた。
結局失敗だったのか・・・
他の団体が行なっている活動を見てもわかるように、「植えることよりも、育てることが重要で非常に難しい・・・」
駄目だったかと半ば諦めかけていた頃、ヒマラヤン・グリーン・クラブの遠藤代表から一枚の写真が送られてきた。
当社の社内から歓声の声が上がったのは言うまでもない。
・・・遠藤さん、もっと写真をください。お陰で社員一同元気をいただきました。
   並木だけでなく、周囲の裸地も緑化しませんか?
   可能な限り技術協力いたします。
2004年夏

今年も、遠藤会長から、現地の写真が送られてきた。
ポプラは更に成長し、立派な並木になっていました。
パキスタン政府の高官もこの場所を訪れ、ヒマラヤン・グリーン・クラブが成し遂げた功績に、驚きと感謝の言葉を述べられたそうです。
木が大きくなると、風が和らぐ。
風が和らぐと植生が回復しやすい環境が生まれる。
よくここまで大きく育ってくれました
2005年夏

もう何も言うことはありません。
写真をご一緒にお楽しみください。
このような非常に厳しい環境でのポプラの生育にヘキサチューブが果たした役割は、
   @風からの保護
   A保湿効果
   B飛砂からの保護
   C紫外線からの保護
   D放牧したヤギの食害からの保護
   Eポプラの早期成長
などがあげられる。

また、ポプラ周辺の植生とそれ以外とを比べてみて欲しい。
ポプラ周辺の植生は回復しつつある。
灌漑水路の効果もあるが、ポプラ樹帯があることが大きい。
この事業を拡大し樹帯を増やすことができれば、多様な植生が生え、昆虫や微生物が生息する多様な森林を創ることができると信じている


ヒマラヤングリーンクラブレポートNo.8記事

ヒマラヤングリーンクラブヘキサチューブ設置に関する報告書
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