ヘキサチューブ TOP > ダム湖畔林造成技術 目次 > 実例紹介 高知県馬路村ヤナセダム

ダム湖畔林・・・ダム貯水地周辺の樹林帯造成


3.実例紹介:高知県馬路村 ヤナセダム
高知県馬路村 魚梁瀬(ヤナセ)ダム
●現場の概要

ダム湖岸の湛水斜面が緑化対象地

土壌が侵食され裸地化した場所

水位の上下が激しく、夏から秋にかけて数ヶ月間水没する

緑化はとりあえず標高433Mから436Mの間で行なわれた。 



●植栽

 植栽樹種は、水没に比較的強いタチヤナギ、また、周辺に自生しているタイワンフウ、ナンキンハゼが選ばれた。

 植栽は、平成13年2月に行われ、ヘキサチューブの設置も同月には完了した。



●植栽場所

 434Mから436までは、タイワンフウ・ナンキンハゼの大苗(樹高4M)が植栽された。
 ヘキサチューブは大苗より低い433Mから434Mまでの間に設置。
 苗木の規格は0.5M~1M。
 大苗より低い標高でより厳しい条件下となった。



平成13年5月31日

ヘキサチューブ設置区の苗木の活着は良好。
枯死も少なく、高い活着率であった。
大苗については、
タイワンフウは活着したがナンキンハゼは100%枯死。



既にチューブから出た個体も多く見られる
平成13年6月24日

ダム湖の水位が上がり、植栽地のチューブは水に浸かりはじめる。




平成13年7月25日

ダムの水位が一旦下がる。



平成13年8月25日

ダムの水位が再度上がり始める。



平成13年9月21日

ヘキサチューブは完全に水没している。



平成13年10月20日

ヘキサチューブは完全に水没している。



平成13年11月22日

水位が下がり始める。
一部はまだ冠水している。



平成13年12月20日

完全に水位が下がる。
枯死は僅かで高い活着率を保つ。
一部の苗木を掘り取り、根の調査。
順調に成長している。



平成14年5月15日

チューブから出た箇所に食害発生。
継ぎ足してヘキサチューブの高さは2M近くになる。
植栽木の樹高は、1.5M~2.3M程度。
樹高成長は非常に良好。
枯死も少なく高い活着率を維持。



平成15年6月13日

台風による雨量の増加のためか、ダム湖の水位は上がり、ヘキサチューブは既に水に浸かっている。
チューブの周辺に流木が浮かんでいる。
植栽時1M弱であった苗木は、樹高3M以上の立派な若木に成長。
とりわけ、タイワンフウの赤い葉がダム湖に綺麗な彩りを添えていた。


(資料 1) 植栽木(ヘキサチューブ)が水没した期間
植栽木が完全に水没した期間 植栽木が一部でも水に浸かっていた期間
6月下旬・・・ 3日間
7月下旬・・・ 3日間
9月下旬・・・10日間
433M地点・・・102日(最長連続冠水日数 50日)
434M地点・・・ 69日(最長連続冠水日数 42日)

*根域が冠水している日数は更に長くなる
(資料 2) 植栽木の活着の様子(平成14年6月現在)
タイワンフウ            タチヤナギ          ナンキンハゼ
 枯死 24本              枯死  4本          枯死 20本
 流失  2本              流失  0本          流失  1本
 活着174本              活着196本          活着179本
(活着率 87.0%)        (活着率 98.0%)    (活着率 89.5%) 


ヘキサチューブ TOP

ダム湖畔林造成技術 目次