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植生保護管とは



1.失われた森林がある

日本は国土の約70%が森林に覆われた緑豊かな国です。
我々は、普段なかなか気付くことは少ないのですが、緑がもたらしてくれる様々な恩恵を享受しています。

この、普段なかなか気付くことができない自然の恵みが、現在徐々に失われつつあります。
自然災害による植生の消失、山間部に及んだ開発、林業不振による山林の荒廃、マツクイムシの異常発生による
マツバヤシの衰退、シカ等による食害・・・・。
このように、失われつつある植生を維持・回復するのが今を生きる我々の使命であり、官・民共通の課題になりました。

食害で裸地化した造林地

2.苗木の早期成育を実現する

植生保護管は、植生を回復する際に生じる様々な障害から植生1本1本を保護し、
早期成育をはたすことができる筒です。

●環境ストレスから苗木を保護し、活着・成育を助ける働き

・風・寒風による強制蒸散を防ぎ活着を助けます。また活着後数年間、植生がしっかりと定着するまで保護し成長を助けます。
・ヘキサチューブは内部の湿度を高く保つ保湿効果があり、異常気象・土壌の問題等による乾燥での植生の枯死・枯損を防ぎ活着・成長を助けます。
雪のクリープによる植生の消失・折損を防ぎます。
・海岸での潮害・砂害から守ります。
・シカ・カモシカ・ウサギ・ネズミ等の獣害から植生を保護します。
・上記のような環境圧を既に受け、生育不良をおこしている植生に使用しても、その効果ははっきりとあらわれます。


●成長促進効果により、植栽地の早期植生回復が果たせます。

・早く植生を回復し、植生が持つ機能を早期に発揮させることが可能です。
・樹種・現場によって様々ですが、広葉樹で約3倍・針葉樹では約2倍の成長を実現します。

3.苗木の早期成育を実現します

上記のような機能がありますので、従来の方法では必要であった保育・管理が削減できます。

・環境圧による植生の枯死に伴って生じる補植
・静砂垣、防風垣、獣害防護フェンス
・下刈り(下刈り時の誤伐による植生の消失も深刻な問題です。)
・植生を支える支柱(植生の倒伏、誤伐防止の目印)
・マルチング等

4.周辺植生と共生します

・苗木の成長が良いので周辺植生は刈り払うことなく共生できます。
・蔓等の有害植物を除き、周辺植生を活かしながら苗木を育てることができます。
・これまでとは異なり、植栽樹種だけではなく、多種多様な樹種が混在する健康的な森作りが可能となります。


5.野生動物と共生します

・野生動物を排除しません。
・単木を保護するのみであり、野生動物の生息域を奪うことはありません。
・合自然な森作りが可能となります。

6.新しい森作りが始まります

植生保護管であるツリーシェルターは、これまでにないまったく新しい森作りを目指して提案している技術です。
チューブの機能を活かし、植栽密度の見直し、植栽後の管理方法を考え、シカや下草等周辺植生との付き合い方について、
良く考えてみてください。
そこには、確実で、低コストで、周辺植生と共生し、野生動物ともうまく付き合いながら、合自然的多様な森作りが必ず見えてくるはずです。

植生保護管はそのような思慮深いフォレスター達のお役に立てるものと自負しています。